大腸カメラ検査 【検査の流れ】
肛門からカメラを挿入し盲腸部まで観察します。胃の内視鏡検査と同様、拡大内視鏡やNBIシステムを検査で用いています。小さな大腸癌や陥凹型(かんおうがた)癌のような発見の難しい病変を見つけるためには、まず第1に大腸の中の便をきれいに出す必要があります。
当院では、腸の中をきれいにするため前日夜に下剤(マグコロール)と検査当日に腸管洗浄液ニフレック2リットルまたはモビプレップ1.5リットルを飲んでいただいています。
下剤を飲んで、大腸検査の準備をするためのお部屋は個室となっています。専用のトイレも備え付けです。プライバシーに配慮したお部屋です。
また、当日飲用の腸管洗浄液「ニフレック」をご自宅で飲むこともできます。
当院で下剤を飲まれる方は「個室」を用意いたします。 専用トイレ・テレビ・鍵付きクローゼットが備わっています。 トイレも防音になっています。 |
※大腸検査は『予約制』です。検査前日までに事前診察を受けて頂きます。事前診察時に、検査の説明や下剤等をお渡しいたします。
ポリープ切除を希望された方は、1泊入院の準備をお願いします。
[前日]
食事は3食摂って構いませんが、腸内に残りやすいもの(消化の悪いもの)は避けてください。
(肉類・サツマイモ・たけのこ・ごぼう・わかめ・こんにゃく・大豆などは適さない食材です)
検査に適さない食事の例
※日頃より便秘症の方は、2~3日前から下剤(市販のものでもよい)の服用をおすすめします。検査前日まではできるだけたくさん水を飲んで下さい。
※牛乳、乳製飲料は飲まないで下さい。前処置不良の原因になります。夜9時以降の食事は控えましょう。
◎自宅で3食作るのは面倒、日頃から便秘症、前回の検査で便が多く残っていた方におすすめの検査食、大腸検査専用の検査食、クリアスルー(3食分)も準備していますので、ご希望の方は職員にお申し付けください。
※前日の朝、昼、夜、三食分 保険外(自費)1,200円
就寝前(午後10時ごろまで)に下剤“マグコロール” を飲みます。※脱水予防のため水を多めに飲んで下さい。
早めの就寝を心がけましょう。※朝方までに数回排便があります。
[当日]
- 朝食は絶食です。水分(お茶・お水など)はOK
- 高血圧・心臓病の薬を服用している方は、必ず服用してください。常用薬のある方はあらかじめ主治医に相談しておきましょう。
- 薬を飲む必要のある方(血圧の薬など)は朝6時頃までに服用してください。。
- ご自宅で又は当院で・・・
腸管洗浄液を約2時間かけて飲み始めます。 - 澄んだ黄色の水様便になったらお電話下さい。来院の時間をお伝えします。
- 指定された時間までに受付を済ませて下さい。
- 準備の出来た方から、順番に検査を受けていただきます。
- 胃内視鏡検査も同時に受ける方は、外すことのできる義歯(入れ歯)、差し歯は必ず外して下さい。歯科治療中の方は必ず申し出てください。貴金属類も外しておきましょう。各自保管をお願い致します。
- 大腸内視鏡検査着、紙パンツに着替えていただきます。
- 検査台に横になります。力を抜いてラクに。
- まず点滴を行います。
腸の緊張をやわらげる薬、鎮痛・鎮静剤を注射します。 - 血液を固まりにくくする薬(小児用バファリン、ワーファリン、パナルジンなど)を内服中の方は必ず申し出てください( その他の内服薬についても同様です)
- お薬手帳をお持ちの方はご持参ください。
- 15~30分で終了です(胃内視鏡検査も同時に受ける方は30~40分です)
[大腸内視鏡検査の目安料金 (検査のみの場合)]
- 大腸検査2,000円~6,000円
※ポリープがあった場合など、検査以外の処置をおこなった場合、別途費用がかかります。
“重 要”
当院では内視鏡検査時に鎮痛・鎮静剤を使用します。個人差はありますが検査後目のちらつきやふらつきなどの症状が残る場合があります。
検査後の車・バイク・自転車の運転は大変危険です。ご家族の送迎または、公共の交通機関での来院をお願いします。
- ポリープを切除した場合、1泊の入院が必要です。
- ※入院ができない場合、当日は検査のみ・治療は後日となりますのでご了承ください。
お問い合わせはこちらTEL:097-543-5001診療時間 AM/9:00~12:30(受付12:00まで) PM/14:00~17:30(受付17:00まで)